検査・健診
検査・健診
胃カメラは上部消化管内視鏡検査のことで、胃がんの早期発見のほか、食道がん、十二指腸がん、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍などの様々な病気を診断することができます。
当クリニックの内視鏡システムはオリンパス社製最上位機種EVIS X1を導入して、クリアーで高精細な観察を可能にして病気の早期発見に努めています。
胃カメラは極細径(外径5.4mm)のとても細い最新の(GIF1200N)を導入し、主に鼻からですが、口からの検査にも対応しています。経鼻内視鏡はカメラが舌の根元に触れることなく嘔吐反射を引き起こしにくくなります。検査中にリラックスしていただけるよう適宜にお声がけをし、患者さまと共にモニター画面をご覧いただきながら検査を行っております。
検査時間はおおよそ5-10分ほどですが、この短い時間で出来る限り精度の高い診断を行うことを大切にしています。検査では必要に応じて内視鏡先端部から出てくる鉗子(かんし)を操作し、病理診断用の組織を採取したり(生検)、ヘリコバクター・ピロリ感染の診断をします。
当クリニックでは、苦痛なく安心して内視鏡検査を受けていただけるよう様々な工夫を施し、患者様お一人おひとりにあった検査方法をご提案させていただきます。お気軽にご相談ください。
40歳を越えると、一般的に胃がんの罹患率が上昇するといわれています。 胃がんは早期発見・早期治療が何より重要です。年に一度は、胃カメラをご検討ください。
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Step1 検査予約
胃カメラ検査をご希望の方は、事前に外来を受診していただき、診察ののちに予約をします。以前に当クリニックで胃カメラを受け定期検査の場合はWEB予約を随時受け付けております。症状があり緊急対応の必要な方は随時承ります。
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Step2 検査前日
夕食は21時までに済ませてください。
水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
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Step3 検査当日
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Step4 検査
※検査時間:5~10分程度
当クリニックでは鎮静剤の使用はほとんど行っていませんが、以前につらい思いをしたご経験のある方や眠ってやりたいとのご希望のある方は対応可能ですのでお申しで下さい。
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Step5 検査後
検査終了後、医師より検査結果について内視鏡写真を供覧し説明があります。
鎮静剤を使用した場合、リカバリールームで休憩していただき、車等の運転はできませんのでご注意ください。
検査料金 | 1割 | 2割 | 3割 |
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胃カメラ 検査のみ |
1,160円 | 2,320円 | 3,470円 |
胃カメラ+ピロリ菌 | 1,670円 | 3,340円 | 5,010円 |
胃カメラ+生検 (臓器数1個) |
2,520円 | 5,040円 | 7,550円 |
胃カメラ+生検 (臓器数1個)+ピロリ菌 |
2,720円 | 5,440円 | 8,160円 |
胃カメラ+生検 (臓器数2個) |
3,380円 | 6,760円 | 10,140円 |
胃カメラ+生検 (臓器数2個)+ピロリ菌 |
3,890円 | 7,780円 | 11,670円 |
一般に「大腸カメラ」と呼ばれている検査は下部消化管内視鏡検査のことで、肛門から内視鏡を挿入し、直腸から盲腸までの全大腸(一部小腸)を調べて、炎症、大腸ポリープ、大腸がんの有無などを診断することができます。
当クリックは最新式のオリンパス社製最上位機種EVIS X1を導入し、クリアーで高精細な観察を可能にして病気の早期発見に努めています。炭酸ガス送気で極力患者さまの苦痛の低減に努めています。当クリニックでは鎮静剤の使用はほとんど行っていませんが、以前につらい思いをしたご経験のある方や眠ってやりたいとのご希望のある方は対応可能ですのでお申しで下さい。
検査の際には必要に応じて、大腸ポリープを切除したり、組織の一部を採取(生検)したりします。内視鏡で行う治療には内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)があります。10mm以下の比較的小さなポリープに対してはコールドポリペクトミーを安全に行っております。
大腸がんの発症には加齢、飲酒、喫煙、食の欧米化、運動不足といった生活習慣が大きく関わっているとされていますが、ほとんどは良性の大腸ポリープから発生します。
そのため、良性のポリープの時点で切除することが大腸がんの予防につながります。健康診断で便潜血反応陽性になった方、あるいは日ごろから便や腸などに不安がある方は、お気軽にご相談ください。
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Step1 検査予約
大腸カメラをご希望の場合、事前に外来を受診していただき、診察ののちに予約をします
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Step2 検査前日
夕食は21時までに済ませてください。
水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
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Step3 検査当日
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Step4 検査
検査着に着替えていただきます。
当クリニックでは鎮静剤の使用はほとんど行っていませんが、以前につらい思いをしたご経験のある方や眠ってやりたいとのご希望のある方は対応可能ですのでお申し出下さい(予約の時点でご相談の結果鎮静剤注射使用について決定いたします)。
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Step5 検査後
医師より検査結果について内視鏡写真を供覧し説明があります。
鎮静剤を使用した場合、リカバリールームで休憩していただき、車等の運転はできませんのでご注意ください。
検査料金 | 1割 | 2割 | 3割 |
---|---|---|---|
大腸カメラ 観察のみ |
1,930円 | 3,860円 | 5,790円 |
大腸カメラ+生検 病理(1臓器) |
3,230円 | 6,460円 | 9,680円 |
大腸カメラ+生検 病理(2臓器) |
4,400円 | 8,800円 | 13,200円 |
ポリープ切除 病理(1臓器) |
7,850円 | 15,710円 | 23,560円 |
ポリープ切除 病理(2臓器) |
8,710円 | 17,430円 | 26,140円 |
仕事の都合などで一度に両方の検査ご希望の方はお申し出ください。
『定期健康診断』は、労働安全衛生法により企業に対し「1年に1回定期的に行わなければならない」と義務付けられている健康診断です。50人以上の労働者を雇用する場合は、その結果を所轄労働基準監督署に報告する必要があります。
『雇用時健康診断』は、企業の新規・中途採用時や、個人の方では就職・転職の際など、急な健康診断が必要になった場合にご利用いただけます(指定検査項目や所定用紙がある場合は、ご予約時にご相談ください)。会社(職場)や学校などに提出するための健康診断です。
当クリニックでは、上記以外に受験や入学に際しての診断書の作成も行っております。
健康診断は心身の状態を把握し、生活習慣病などの疾患を早期に発見するために行います。自身の生活習慣を見直し、健康状態を確認するためにも健康診断の機会を利用し、役立てましょう。
健康診断も通常の診療と同じようにWEB予約をお取りいただきます。検査項目を増やしたり減らしたりすることがあればご相談ください。
問診・診察 | 既往歴、症状 |
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身体計測 | 身長、体重、BMI、腹囲 |
視力検査 | 視力測定 |
聴力検査 | オージオメーターによる聴力測定 |
循環器系 | 血圧測定、心電図 |
呼吸器系 | 胸部レントゲン |
尿検査 | 尿蛋白、尿糖、ウロビリノーゲン、潜血 |
血液検査 |
|
健康診断には各種医療保険(国民健康保険、協会けんぽ、共済組合など)の加入者で40~74歳までを対象とした特定健診(メタボ健診)と、75歳以上の後期高齢者医療制度加入者を対象としたすこやか健診があります。特定健診は、国民健康保険に加入している方を対象に、年1回の健康診査が実施され内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)を見つけて発症を防ぐための健診です。岐阜市の国民健康保険に加入している40~74歳の方だけが岐阜市で特定健診を受けられます。生活習慣病とよばれている糖尿病や高血圧症、脂質異常症は、初期には症状がなくても糖尿病合併症・心筋梗塞・脳卒中といった重大な病気につながり、生活の質の低下や医療費の増大を招きます。年に1回、当クリニックで受けましょう。
問診・診察 | 既往歴、自覚症状、他覚症状 |
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身体計測 | 身長、体重、BMI、腹囲 |
循環器系 | 血圧測定 |
尿検査 | 尿蛋白、尿糖、尿潜血 |
血液検査 |
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※医師の判断(診断)により心電図検査実施
問診・診察 | 既往歴、症状 |
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身体計測 | 身長、体重、BMI、腹囲 |
循環器系 | 血圧測定 |
尿検査 | 尿蛋白、尿糖、尿潜血 |
血液検査 |
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保険組合により自己負担額は異なります(健康保険の被扶養者対象とする)
問診・診察 | 既往歴、症状 |
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身体計測 | 身長、体重、BMI、腹囲 |
循環器系 | 血圧測定 |
尿検査 | 尿蛋白、尿糖 |
血液検査 |
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岐阜市に住民票のある40歳以上の方を対象に検便にて血が混じっていないかを調べ、1回でも陽性と判断された場合には大腸カメラを実施しております。大腸がん検診を受けてがんを早い段階で見つけてできるだけ早く治療しましょう。
大腸がん検診 | 40歳の人 (400円) |
便潜血検査二日法 (岐阜市に住民票がある方) |
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肝炎ウイルス検診 (B型・C型肝炎ウイルス検査) |
40際になる年度 (無料) |
HBs抗原、HCV抗体 (岐阜市に住民票がある方) |
風疹抗体価 | 無料 |
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がんや生活習慣病は、初期にはまったく自覚症状がありません。40歳を過ぎたら定期的な検査が必要です。 人間ドックや健康診断の受診は、疾患を早期に発見し、今後の疾患が発症予防にも非常に有効です。特に生活習慣病の有無は重要で、早い段階で的確に治療すれば、①血管を守ること、②がんの早期発見・早期治療に繋がり健康寿命の延伸につながります。ですから、健康診断で異常を指摘された際には早期に当クリニックにご相談ください。更に精密検査が必要と判断されれば当クリニックで更なる検査を、さらに精密検査を要すると判断した際には連携専門病院をご紹介いたします。
2019(令和元)年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳です。一方、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、2019(令和元)年の健康寿命は、男性72.68歳、女性75.38歳となっています。2019年に策定された「健康寿命延伸プラン」は、2040年までに健康寿命を男女ともに75歳以上とすることを目指しています。このプランを達成するため、①健康無関心層も含めた予防・健康づくりの推進と、②地域・保険者間の格差の解消に向け「自然に健康になれる環境づくり」や「行動変容を促す仕掛け」など「新たな手法」も活用し、「次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成」「疾病予防・重症化予防」「介護予防・フレイル対策、認知症予防」の3分野を中心に取り組みを推進することとしています。
肥満・脂肪肝・食後高脂血症に始まり、糖尿病・高血圧・脂質異常症を合併すると、さらに血管のエイジング(老化)が進行し、脳卒中・心筋梗塞などの重大な疾患に陥ることになります。いずれの段階においても、これらの疾患を予防・治療し、特に疾患の重症化予防に重点を置き、健康寿命延伸を図ることが重要です。健康でいるためには脳血管障害で後遺症を残さないようにすること、一生のうちに二人に一人はがんになる時代の中でがんになっても早期発見し、完全治癒すること、言うまでもなく転倒・骨折して寝たきりにならないなどがポイントです。骨粗鬆症を患う高齢患者様には毎回「転ばないようにね」のお声がけをしています。認知症については現在完全に進行を抑える特効薬はなく今後の進歩が待たれるところです。
運動習慣、食生活、睡眠、喫煙、飲酒など生活習慣が病気の発症や進行に深く関与している疾患の総称です。初期では無症状ですが、放置し続けると合併症のリスクが上がります。代表的な生活習慣病としては、肥満、糖尿病、高血圧症、高脂血症をはじめとして、動脈硬化が原因となる狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患や肺気腫・慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)・脂肪肝などの肝疾患・慢性腎臓病などの腎疾患や肺がん・大腸がんなどの悪性新生物などの様々な病気が挙げられます。
予防医学は、病気になってから治療するのではなく、病気になりにくい身体づくりをして健康を維持することを目的としています。現在、日本における病的死亡原因の多くは、がん、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病となっています。また一方では、精神面の不調が原因となる心身の病が増えています。これらの病気や心身の不調をさけるには、日頃からの予防が非常に大切です。当クリニックでは、生活習慣の見直しや改善につなげていただくため、血管年齢・肺年齢・骨年齢の測定を行っております。
動脈硬化とは、動脈の血管壁が硬くなったり、血管内が狭くなったりした状態のことをいいます。加齢とともに進行しますが、その他高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症・ストレス・喫煙などの要因がある場合は、動脈硬化症の進行が早いといわれています。動脈硬化が進行することで、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞・脳出血など重篤な病気を起こす危険性が高くなります。無症状である日突然、致命的な疾患を発症することがあり恐れられています。脈波図検査(血管年齢検査)では、動脈の硬さ、閉塞や狭窄の具合から、血管の状態を評価できます。特に指標のABI測定は閉塞性動脈硬化症の診断・早期発見に有用です(5分程の簡単な検査です)。
頸動脈エコー検査では頸動脈の血管壁の厚さや血管の内側の状態(プラーク)等が観察でき当クリニックでも積極的に行っています。
スパイロメトリーにより一秒間に吐ける息の量から、ご自身の呼吸機能がどの程度であるかが分かります。性別、年齢、身長によっても異なり喫煙の影響も強く関与し、肺年齢を知ることで、ご自身の健康維持につながり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の早期発見に役立ちます。
加齢や長年の生活習慣によって骨密度が低下し、骨折しやすくなり骨粗鬆症となります。寝たきりの原因は、脳血管疾患についで転倒・骨折が多く、早期診断・治療が重要になります。特に女性では、閉経後に急速に骨密度が低下します。当クリニックでは腰椎レントゲン検査と骨密度を測定し5分ほどで結果をお伝えします。
行動変容ステージでは、人が行動を変える場合は「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通ると言われています。行動変容のステージをひとつでも先に進むには、その人が今どのステージにいるかを把握し、それぞれのステージに合わせた働きかけが必要になります。生活習慣(食事・運動・睡眠・喫煙・飲酒など)を変える場合は、1.無関心期への働きかけ 意識の高揚・身体活動のメリットを知る、このままでは「まずい」と思う。2.関心期への働きかけ 自己の再評価・身体活動が不足している自分をネガティブに、身体活動を行っている自分をポジティブにイメージする。 3.準備期への働きかけ 身体活動をうまく行えるという自信を持ち、身体活動を始めることを周りの人に宣言する。 4.実行期と維持期への働きかけ 行動置換、不健康な行動を健康的な行動に置き換える(例:ストレスに対してお酒の代わりに身体活動で対処する)周りからのサポートを活用する身体活動を続けていることに対して「ごほうび」を与える。なお行動変容のプロセスは、常に「無関心期」から「維持期」に順調に進むとは限りません。いったん「実行期」や「維持期」に入ったのに、その後行動変容する前のステージに戻ってしまう「逆戻り」という現象も起こり得ます。
以上の事を考えながら、行動変容ステージを頭に入れながら実践しましょう。応援いたします。
ウェアラブルデバイスとは装着可能wearableなIoT機器のことでApple WatchやFreeStyleリブレ(採血なしに連続的に血糖を測定できるデバイス)などがあります。
最近では通院中の患者様や医療関係者の中にウェアラブルデバイスをお持ちの方を多く目にするようになりました。PHR(Personal Health Record)に含まれる健康医療情報の種類としては、医療機関での診療や検査・処方のデータのほか、健康診断の結果、ウェアラブルデバイスで得られた歩数や脈拍などの生体データ、運動記録、さらには食事を撮影した写真データなども該当しこのPHRの活用が広がることで医療データを個人で管理することも一般的になると予想されています。
AI(人工知能)医療機器は医療分野のAIの中でも診断・治療・予防を目的とした医療機器を指します。AIによりCTやMRIなどの医用画像を解析診断する画像支援を行うシステムやAIを用いた内視鏡診断支援システムなどが実用化されています。さらに禁煙治療の目的で開発されたニコチン依存症治療用アプリも登場して行動変容を促したことは記憶に新しいところです。以上よりこれから先は個人ごとに最適化された医療を提供する「個別化医療」へと大きく転換すると思われます。医療AIの今後の進歩も目が離せません。
最新のがん統計では
日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2019年データに基づく)
男性65.5%(2人に1人)・女性51.2%(2人に1人)
日本人ががんで死亡する確率は(2022年のデータに基づく)
男性25.1%(4人に1人)・女性17.5%(6人に1人)
がん罹患率の順位 | |||
---|---|---|---|
男性 | 女性 | ||
1位 | 前立腺がん | 1位 | 乳がん |
2位 | 大腸・直腸がん | 2位 | 大腸・直腸がん |
3位 | 胃がん | 3位 | 肺がん |
4位 | 肺がん | 4位 | 胃がん |
5位 | 肝臓がん | 5位 | 子宮がん |
6位 | 膵臓がん | 6位 | 膵臓がん |
がん死亡数の順位 | |||
---|---|---|---|
男性 | 女性 | ||
1位 | 肺がん | 1位 | 大腸・直腸がん |
2位 | 大腸・直腸がん | 2位 | 肺がん |
3位 | 胃がん | 3位 | 膵臓がん |
4位 | 膵臓がん | 4位 | 乳がん |
5位 | 肝臓がん | 5位 | 胃がん |
従ってがんの早期発見・早期治療のためには胃カメラ・大腸カメラによる胃がん・大腸がん・直腸がん(その際、食道がん・十二指腸がんも)を診断すること。肺がんは胸部レントゲン検査・CT検査を受けること。膵臓がんは早期発見が極めてむつかしいがんの一つで精度の高い腹部エコー検査・超音波内視鏡(EUS)・腹部CT検査・MRI検査・MRCP検査。肝臓がんは肝炎ウイルス(HBs抗原・HCV抗体)のチェック・腹部エコー検査【脂肪肝診断(MASLD・MASHを含む)】・腹部CT検査・MRI検査で精査することが肝要です。
乳がんは自己乳房検診(しこりの有無)・マンモグラフイ・エコーなどの定期検診が大切となります。それらと同時に、それぞれのがんに比較的特異度の高い腫瘍マーカーがありますので時々チェックすることは有用です。特に男性の前立腺がんの腫瘍マーカーPSA検査は有用です。
これらの罹患率・死亡数の多いがんの予防については肺がんを代表とするがん予防にまずは禁煙。胃がん予防にはヘリコバクターピロリ除菌(1週間除菌薬3剤内服)。肝臓がんの予防には特にMASHからの発がん予防に減量(ダイエット)が大切です。
現在喫煙中の人は是非、当クリニックの禁煙外来で禁煙を、ヘリコバクターピロリ菌検査未実施の人は一度チェックをしましょう。MASHの診断には脂肪肝の有無・血小板数・肝線維化のチェックが必要です。脂肪肝の人はダイエットを当クリニックの管理栄養士との栄養相談もご活用されることをお勧めします。
当クリニックでは、胃カメラ・大腸カメラ・エコーすべて消化器専門の医師が2名で施行していますのでご安心ください。
当クリニックでは臨床検査技師・看護師が血液や尿、皮膚などの検体検査、及び心電図や肺活量などの生理検査を実施し、迅速に対応しています。
以下の検査はすぐに測定し、結果をお伝え致します。
血管年齢 | 動脈硬化の指標となる血管の硬さを表す動脈伝達速度(CAVI)、血管の詰まりを表す足関節上腕血圧(ABI)測定 |
---|---|
肺年齢 | 呼吸機能検査(肺活量測定)によるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の評価 |
骨年齢 | 今後10年間に予想される骨折リスクを計算 |
糖尿病コントロールの指標 | 血糖・HbA1c測定 |
糖尿病性腎症の早期発見 | 尿中微量アルブミン測定 |
不整脈・虚血性心疾患 | 心電図・ホルター心電図(24時間携帯心電図) |
禁煙 | タバコに含まれる有毒性物質である一酸化炭素濃度を呼気で測定 |
貧血検査 | 自動血球計算機でのヘモグロビン・赤血球数などの測定 |
炎症反応 | 自動血球計算機での白血球数、CRP(炎症反応物質)測定による感染の程度を測定 |
糖尿病性腎症、膀胱炎 | 試験紙による尿糖・尿蛋白・尿潜血の検査、尿沈渣で細菌や赤血球・白血球・円柱や細胞などを観察 |
水虫 | 顕微鏡で皮膚や爪の白癬菌などの真菌の観察 |
ウイルス 細菌感染 | コロナウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルス、溶連菌、マイコプラズマ検査 |
心筋トロポニンT検査 | 急性心筋梗塞の迅速診断 |
胃カメラ (経鼻内視鏡) |
経鼻内視鏡により食道・胃・十二指腸を観察、組織検査で良性・悪性を鑑別。胃癌・食道癌・胃潰瘍・逆流性食道炎などの診断をします。 |
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ピロリ菌検査 | 迅速ウレアーゼ試験・尿素呼気試験により ヘリコバクターピロリ菌感染の診断をします。 |
腹部エコー | エコーにより肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・膀胱・前立腺・脾臓・卵巣・子宮等を全く苦痛なく観察します。 |
便潜血 | 検便で出血の有無を検査し、大腸癌の診断に役立てます。 |
大腸カメラ |
電子内視鏡により ポリープや癌の診断・下血時の出血源、痔核等の診断をします。 |
心電図 | 不整脈・虚血性心疾患等の診断をします。 |
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ホルター 心電図 |
携帯型24時間心電計で不整脈・虚血性心疾患等の診断をします。 |
動脈硬化検査 | ABI(血管の詰まり)・PWV(血管の硬さ)を測定をして動脈硬化度を判定します。 |
頚部エコー | 甲状腺・頸動脈等を全く苦痛なく観察します。 |
胸部レントゲン | レントゲンで 肺癌・肺結核・慢性呼吸器疾患・肺炎診断や 心臓肥大・心不全等の診断をします。 |
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肺機能検査 | スパイロメータにて%肺活量・1秒率を測定し、 COPD(慢性閉塞性肺疾患)等の診断に役立てます。 |
骨塩量測定 | 骨粗鬆症の診断として 骨密度測定・骨吸収マーカーの測定を行い、 FRAXで骨折リスクを算出します。 |
溶連菌検査・ アデノウイルス・ RSウイルス・ マイコプラズマ・ インフルエンザ・ コロナウイルスの 迅速検査 |
検査キットを使用し迅速に診断します。 |
水虫(白癬菌) | 顕微鏡検査で迅速に診断します。 |
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