漢方内科|かさい内科クリニック|岐阜市にある内科・消化器内科|WEB予約可能

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漢方内科

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漢方内科について

漢方内科について

当クリニックでは漢方治療を積極的におこなっております。西洋医学では、臓器別に治療をしますが、漢方医学は個人の体質・特徴を重視します。心と身体は一体であるとし、ひとつの器官を重視せず、身体全体の調和をはかる全人的医療を目指しています。不定愁訴と西洋医学でとらえられるものも、漢方医学では、症状があるかぎり、身体所見と主症状を参考に治療法を選択します。そのため、同じ腹痛であっても、身体所見・体質の違いなどにより、異なる漢方製剤を使用します(同病異治)。また、漢方製剤には様々な生薬が合わさっており、多成分系ですので、同じ漢方製剤でも、異なる症状に使用できます(異病同治)。さらに漢方は、まだ病気という状態に達していない場合でもこれを「未病」という概念でとらえ治療することもあります。当クリニックでは、血液検査や内視鏡・エコー検査等の西洋医学的な診断に加えて、漢方医学的な診察を取り入れて、患者様お一人おひとりに合ったオーダーメイドな治療を目指しています。西洋医学と東洋医学の融合をはかり漢方薬を多数取り揃えており漢方エキス製製剤を用いすべて健康保険適応内での処方が可能ですので、金銭面での負担も最小限となります。漢方薬による改善効果は、即効性のあるものから、早い場合は数日以内、遅くとも数週間から1か月以内に認められることが多く、どうぞお気軽にご相談ください。

漢方治療の対象となる主な症状

内科系疾患

  • 下痢
  • 便秘
  • かぜ
  • 吐き気
  • 胃もたれ
  • 胸やけ
  • 頭痛
  • めまい
  • 食欲低下
  • 病後の体力低下
  • アレルギー性鼻炎
  • むくみ
  • 寝付きが悪いなど

婦人科系疾患

  • 更年期障害
  • 月経不順・月経痛
  • 月経前症候群
  • 月経周期の症状(イライラ、頭痛、めまい、のぼせなど)
  • 肌荒れ
  • 不妊症など

心療内科・精神科系疾患

  • 気分の落ち込み
  • イライラ
  • 不安神経症
  • パニック障害
  • 自律神経失調症
  • 不眠
  • 悪夢など

皮膚疾患

  • アトピー性皮膚炎
  • かゆみ
  • じんましん
  • にきび
  • しみ
  • いぼ
  • 爪がもろい
  • 乾燥肌など

その他

  • 排尿トラブル(頻尿や残尿感)
  • のどの違和感
  • 口の渇き
  • 気象病
  • こむら返り
  • 動悸
  • 肩こり
  • 痛み
  • 冷え症
  • 男性更年期症候群
  • 虚弱体質など

漢方内科の治療について

生活習慣病

肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧症の複合病態であるメタボリックシンドロームは、集積して存在すると生活習慣病としての危険性が高まり、ときに重大な合併症を引き起こし、死に至る場合もあります。一方で、メタボリックシンドロームは可逆性という一面も有しています。判定基準により判定し、早期から未病の段階で治療介入ができれば、動脈硬化性疾患に発展する危険性は大幅に減少する可能性があります。メタボリックシンドロームへの対処は、食事療法、運動療法、ストレスの軽減を目的とした生活が基本になりますが、この段階での漢方薬の使用は肥満の改善を目的とします。次いで循環障害の改善を目的とした漢方薬も必要となります。

消化器症状

漢方では消化器を脾胃(ひい)と称しますが、この脾胃の機能低下は以下の4つに分けられ、それぞれのタイプに応じて漢方薬が使用されます。

  1. 消化管の蠕動運動の低下によるもので、食欲低下、下痢、顔面蒼白、声に力がない、倦怠感、脈に力がないなどの症状が現れます。
  2. 消化管の蠕動運動の低下と冷えによるもので、①の症状に加えて、冷感が著しく、温かい飲物を好むようになり、ときに腹痛が出現します。
  3. 消化管の蠕動運動の低下と冷えと熱が関係しているもので、熱による症状として、胸やけ、口渇、口臭、吐き気、乾燥などが認められます。その一方、寒による症状として冷感、腹部のグル音、下痢などの症状が認められます。熱と寒の両方の症状が同等に認められるのが特徴といえます。
  4. 消化不良によるもので、食欲不振、みぞおちの不快感、膨満感、吐き気、げっぷ、呑酸、全身倦怠感などの症状が認められます。

耳鳴り・めまい

突然、周囲がぐるぐる回り、吐き気や耳鳴りを伴う回転性のめまいや急に立ち上がったり、ある方向を振り向いたりしたときにクラッとするめまいには、それぞれの症状に適応する漢方があります。
受診の際にはどのような症状なのかを詳しくお伝えください。

更年期障害

更年期障害は、あきらかな原因が見当たらないのに「あちらこちら具合が悪い」という症状の訴えが多く、のぼせや動悸、発汗、めまいなど自律神経失調症と密接な関係があるといわれています。
現代の生理学では、直接的要因を女性ホルモンの減少として、ホルモン補充療法が行われます。一方、漢方治療では、ホルモンの減少は自然の摂理と考え、この期間の症状を改善するために症状に応じて漢方薬で対処します。

不眠症

不眠症の薬物療法で主流になっている睡眠薬(ベンゾジアゼピン系)は即効性があり、確実な効果が期待できます。一方、睡眠薬の副作用や依存性に不安を持たれている方や、服用に対して罪の意識を持つ方さえいらっしゃいます。こうした背景から、睡眠薬の減量・離脱を目的に漢方薬を併用するケースや、漢方薬のみを希望する方が徐々に増えています。近年、不眠に対する漢方治療の必要性が高まっています。

にきび

皮脂分泌が盛んな毛穴にアクネ杆菌(かんきん)が繁殖して化膿する病態がにきびです。現代医学では外用薬による治療が主体となりますが、重症の場合は殺菌を目的として抗生物質が使われることもあります。漢方治療では、にきびができにくいように体質を改善させることを目的としています。

泌尿器障害

尿路の不定愁訴は頻尿、尿漏れ、残尿感、排尿痛、下腹部痛など多彩な症状があるにもかかわらず、器質的な障害が認められません。このような際、西洋医学では精神安定剤などが用いられますが、症状の改善が得られない場合、漢方治療が適します。漢方医学では尿路の不定愁訴を一種の機能障害と解釈して、全身症状も考慮しながら適応する漢方薬を選択します。

フレイル

超高齢化社会が進む中、後期高齢者の病態としてフレイルやその原因となるサルコペニア(筋肉量が減少すること病態)が注目されています。フレイルは「虚弱」などを意味する「Frailty」が語源であり、足腰の筋力が低下し、疲れやすい、やる気が出ない、食欲がないなどの症状がみられる状態をいいます。漢方にはこれらの症状を総合的に改善させるものもあります。

漢方で治療できる症状

冷え症 当帰四逆加呉茱萸生姜湯、温経湯など
食欲不振 補中益気湯、六君子湯、人参養栄湯など
夏バテ 補中益気湯、清暑益気湯など
肥満 大柴胡湯、防已黄耆湯、防風通聖散など
便秘 桃核承気湯、麻子仁丸など
下痢 半夏瀉心湯、五苓散、桂枝加芍薬湯など
腹痛 桂枝加芍薬湯、芍薬甘草湯、大建中湯など
二日酔い 半夏瀉心湯、五苓散など
口内炎 半夏瀉心湯、茵蔯蒿湯など
乙字湯、桂枝茯苓丸など
不眠 抑肝散、酸棗仁湯、加味帰脾湯など
頭痛 当帰芍薬散、呉茱萸湯など
胃炎 半夏瀉心湯、半夏厚朴湯、六君子湯など
月経不順 当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸など
更年期障害 加味逍遙散、桂枝茯苓丸、温経湯など
貧血 当帰芍薬散、人参養栄湯、加味帰脾湯など
多汗症 防已黄耆湯、補中益気湯など
ほてり 桂枝茯苓丸、温経湯、三物黄芩湯など
にきび 十味敗毒湯、荊芥連翹湯、桂枝茯苓丸加薏苡仁など
皮膚のかゆみ 黄連解毒湯、当帰飲子など
しもやけ 当帰四逆加呉茱萸生姜湯、温経湯など
浮腫 五苓散、当帰芍薬散、柴苓湯など
腰痛 疎経活血湯、牛車腎気丸など
鼻炎 小青竜湯、葛根湯加川芎辛夷、辛夷清肺湯など
めまい 五苓散、半夏白朮天麻湯など
不安 半夏厚朴湯、加味帰脾湯など
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