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内科

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内科について

内科

内科・消化器内科・呼吸器内科・循環器内科・糖尿病内科・小児科・アレルギー科・皮膚科・リハビリテーション科など幅広い多くの診療科を標榜し、日常的な健康問題全般に広く対応するプライマリケアを中心に長年診療に携わってきました。
一般内科では急性疾患として、風邪・インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症・急性胃腸炎・認知症・膀胱炎・不眠症・頭痛・単純ヘルペス・帯状疱疹・急性腰痛症・急性蕁麻疹などの疾患を診させていただきます。

内科の疾患

風邪

風邪とは、ほとんどの場合、自然と良くなるウイルス性の上気道感染症のことを言います。
風邪を引き起こすウイルスは200種類以上あると言われており、風邪は一般的には1週間程度で自然と治りますが、気管の炎症が長引いて咳だけが3〜4週間続くこともありますし、免疫が低下したところで、細菌に二次感染することもありますのであなどれません。
風邪の3症状は、「①鼻水」「②のどの痛み」「③咳」です。この3つの症状が急に同時期に同程度存在する場合を、典型的な風邪と言います。鼻水の症状が強く出るタイプの方もあれば、喉の痛みの症状が強く出るタイプや咳の症状が強く出るタイプの方もいます。

1.鼻水がメインの場合

感染性であれば鼻水以外にも咳やのどの痛みを一緒に訴える方が多く、細菌性かウイルス性かを見極めるには、1つは鼻水に粘り気があり、色が黄色~緑色に近いと、細菌性の可能性が出てきます。また、一度発熱が起きてから、3日くらいして良くなったのに、その後数日してからまた鼻水が悪化し熱も出てきたという二峰性の経過を認めると細菌性の可能性が高いです。ウイルス性には抗菌薬は効きませんが、細菌性には抗菌薬が効果を発揮します。

2.のどの痛みが強い場合

一番頻度が多いのは咽頭炎でその他、急性喉頭蓋炎、扁桃周囲膿瘍などがあり、細菌性であれば抗菌薬治療の適応になります。のどの痛みが強すぎて、食事もとれない、つばも飲み込めないといった症状を認める場合は注意が必要です。

3.咳がメインの場合

病気で最も多い疾患は気管支炎です。90%以上がウイルス性で、5〜10%でマイコプラズマやクラミジア、百日咳菌といった特殊な菌が原因になる場合もあります。特に38度以上の発熱が続く場合は、肺炎の可能性も考え胸部レントゲン写真を撮影します。胸部レントゲン検査を行い、肺がん・肺結核・特殊な肺炎などを疑う場合には胸部CT検査をご紹介し精査することをお勧めしています。

インフルエンザ

インフルエンザはインフルエンザウイルスによる急性熱性感染症で、A、B、Cの3型があり、通常、寒い季節に流行します。感染を受けてから1~3日間ほどの潜伏期間の後に、38℃以上の突然の高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛などが現れ、咳、鼻汁、咽頭痛などの症状がこれらに続き、およそ1週間で軽快します。主な合併症としては肺炎、脳症が挙げられます。通常のかぜ症候群とは異なり急激に発症し、全身症状が強いことが特徴です。季節性インフルエンザはいったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡がります。二次感染、合併症の予防のためにもできるだけ早く受診することが大切です。

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス感染症は令和6年度5月時点では以前に猛威を振るっていましたが落ち着いた状態にあります。今後も再流行の危険性はあり油断はできません。発熱外来も継続して体制を維持していきます。予防接種も状況を見ながら継続していくことが肝要です。

急性胃腸炎

急性胃腸炎の原因は多くはウイルス・細菌・寄生虫などに感染することによる感染性胃腸炎と食べ過ぎや飲みすぎのほか、卵や牛乳などの食品に対して起こるアレルギーなどの非感染性胃腸炎があります。小児に多いロタウイルスや食中毒では、牡蠣で有名なノロウィルスが代表です。生焼けの焼き鳥や焼肉、鳥刺し、レバ刺しなどでのカンピロバクターも胃腸炎の原因として多いです。これは食べてから2-3日空いてから症状が出ます。他にもサルモネラ(肉・卵)、ビブリオ(魚介類)などの病原体があります。いずれも食品の十分な加熱が予防に有効です。頻回の嘔吐・下痢で脱水状態にある場合には点滴治療を行います。

膀胱炎

膀胱炎の症状は何度もトイレに行きたくなる(頻尿)、排尿してもすっきりしない(残尿感)、排尿した後に下腹部や陰部が痛い(排尿痛)という症状が突然起きます。その他尿混濁や血尿を認めることがあります.腎盂腎炎を合併すると発熱を伴います。
診断は膀胱炎は、尿検査で細菌による炎症があることを意味する白血球や細菌の有無を確認します。膀胱炎を反復する場合は耐性菌による感染の可能性があります。治療は抗菌薬を指示された期間は必ず内服するようにしましょう。
その他十分な量の水分を取ることが大切です。水分を取ることによって、尿と共に膀胱内で増殖した菌を外へ出すことができます。膀胱炎の予防として水分をたくさんとり、睡眠不足やストレス、過労などを避け、日頃から陰部を清潔に保つ(おりものシートや生理用ナプキンは小まめに取り換え、性行為後はすぐに排尿しシャワーを浴びるなど)ようにしましょう。また、尿を我慢しないように心がけ、女性は肛門にいる細菌が尿道に入らないように、前から後ろ(尿道から肛門側へ)に拭くようにするとよいでしょう。

不眠症

睡眠障害の一つで、寝付けなかったり良質な睡眠が得られなかったりすることで日中の眠気、倦怠感や集中力低下などにつながり身体と心に不調が現れる状態です。日本人成人の5人に1人が何らかの不眠の症状を感じているという研究報告があります。床に入って寝つくまでに30分以上かかる「入眠障害」、睡眠中に何度も目が覚めたり、一度起きた後なかなか寝付けなくなり、中高年でより頻度が高いといわれる「中途覚醒」(夜中によく目が覚める)、朝予定の起床時刻の30分以上前に目が覚めてしまい、その後眠れなくなってしまう、高齢者に多く見られる「早期覚醒」(朝早く目が覚める)、眠りが浅く熟睡したという感覚が得られない「熟眠障害」の4タイプに分かれます。女性に比較的多く発症し、加齢とともに生じやすいのが特徴です。原因は神経質な性格、ストレスや不規則な生活など多岐にわたります。心不全や糖尿病・過活動膀胱・うつ病などによる頻尿が原因となる場合もあります。生活習慣を整えても改善されない場合は、気軽にご相談ください。生活習慣や環境の改善を行っても効果が出ない場合は、睡眠薬による薬物療法を行います。睡眠薬は服用を始めると手放せなくなるのではと心配される方もおられますが、現在の睡眠薬は副作用も少なく安全に使用できる薬や漢方薬を処方できますのでお気軽にご相談ください。

頭痛

頭痛はありふれた病気です。頭痛のほとんどは、辛いけれども命にはかかわらない「こわくない頭痛」ですが、一部には脳などの病気によっておきて命にかかわる「こわい頭痛」があります。突然の頭痛で今までに経験したことのない頭痛・いつもと様子の異なる頭痛・頻度と程度が増していく頭痛・50歳以降に初発の頭痛・神経脱落症状を有する頭痛・発熱・項部硬直・髄膜刺激症状を有する頭痛などは「こわい頭痛」かも知れません。早めの受診が必要です。くも膜下出血は脳動脈瘤の破裂によって発症することが最も多く、高血圧の人や飲酒・喫煙の習慣がある人、近親者にくも膜下出血の既往者がいる場合は特に要注意です。突然、頭が割れるような激しい頭痛が起きるのが特徴で、「バットで殴られたような痛み」などと表現されます。重症の場合はすぐに倒れて死に至る危険性もあります。くも膜下出血が疑われた場合は、直ちに救急搬送させていただきます。

片頭痛

こめかみから目のあたりがズキズキと脈うつように痛むのが特徴です。吐き気を伴い、光・音・気圧や温度の変化に対して敏感になることも多いです。周期的に痛みが起こり日常生活に支障を来たすこともあります。20代~40代の女性に多く、生理前から生理中にかけて頭痛が起こりがちであるため、女性ホルモンとの関係性も疑われていますが、男性にも起こります。人によっては、痛みの予兆があります。発作時に飲む頓服の頭痛薬だけではなく、予防薬を組み合わせることが重要です。痛み止めを飲み過ぎている場合には、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)に陥っている可能性もあるため、注意が必要です。

緊張性頭痛

過度の緊張やストレスなどが関連しているとされる頭痛の総称で、もっとも一般的で患者数が多い頭痛です。頭全体、もしくは後頭部から首にかけて締めつけや圧迫感があり、拍動感はないことが特徴です。精神的なストレスのほか、一定の姿勢を長時間継続すること、疲労による筋肉の緊張、血管の圧迫などによって発症します。

頭痛の治療について

頭痛の治療としてアセトアミノフェンやNSAIDsや漢方薬にも呉茱萸湯、釣藤散、五苓散など頭痛にも有効なものがあります、中等度~重度の場合にはトリプタン製剤という薬が使われます。ただし、NSAIDsが効果がない場合にはトリプタン製剤に変更することもあります。CGRPという物質を抑制することで、片頭痛発作を防止する効果がありますエムガルティ®、アジョビ®、アイモビーグ®があり、当クリニックは総合内科専門医の資格を有するため処方が可能で著効例を経験しております。

認知症

アルツハイマー型認知症

「アルツハイマー型認知症」は最も患者数が多い認知症です。男性よりも女性が発症することが多いアルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβという特殊なたんぱく質がたまり、脳細胞が壊れて死んでしまい減っていくことで起こります。主な症状としては、直前の行動を忘れてしまう「短期記憶障害」、場所や状況、年月日などがわからなくなる「見当識障害」、その他「判断能力の低下」があります。またこれらの症状に、個々の性格や環境の変化などが加わることで、徘徊や物盗られ妄想といった行動・心理症状(BPSD)が現れる場合もあります。投薬治療などで中核症状やBPSDの改善を図ります。

レビー小体型認知症

初老期から老年期に発症する認知症の一つで、変性性の認知症の中ではアルツハイマー型認知症に次いで患者数が多く、約1030%を占めるといわれています。患者は65歳以上高齢者で、比較的男性に多く物忘れなどの認知機能障害、幻視、手足の震えといったパーキンソン症状などさまざまな症状が出ます。

脳血管性認知症

脳血管性認知症は、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などによって脳が損傷し、脳の機能が阻害されて発生します。症状にバラつきがあるため、「まだら認知症」とも呼ばれています。また、脳の前頭葉白質という部位に障害を受けるケースが多く、その場合は「感情失禁」と呼ばれる、急激な感情の起伏、抑うつ状態、意欲の低下などが見られます。また、脳血管性認知症の人に初期段階から見られる傾向として、歩行障害や排尿障害、手足の麻痺などがあります。

「健康寿命延伸」・「生活習慣病」・「ウェアラブルデバイスとAI」「がん対策」について

健康寿命延伸

2019(令和元)年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳です。一方、健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、2019(令和元)年の健康寿命は、男性72.68歳、女性75.38歳となっています。2019年に策定された「健康寿命延伸プラン」は、2040年までに健康寿命を男女ともに75歳以上とすることを目指しています。このプランを達成するため、①健康無関心層も含めた予防・健康づくりの推進と、②地域・保険者間の格差の解消に向け「自然に健康になれる環境づくり」や「行動変容を促す仕掛け」など「新たな手法」も活用し、「次世代を含めたすべての人の健やかな生活習慣形成」「疾病予防・重症化予防」「介護予防・フレイル対策、認知症予防」の3分野を中心に取り組みを推進することとしています。
肥満・脂肪肝・食後高脂血症に始まり、糖尿病・高血圧・脂質異常症を合併すると、さらに血管のエイジング(老化)が進行し、脳卒中・心筋梗塞などの重大な疾患に陥ることになります。いずれの段階においても、これらの疾患を予防・治療し、特に疾患の重症化予防に重点を置き、健康寿命延伸を図ることが重要です。健康でいるためには脳血管障害で後遺症を残さないようにすること、一生のうちに二人に一人はがんになる時代の中でがんになっても早期発見し、完全治癒すること、言うまでもなく転倒・骨折して寝たきりにならないなどがポイントです。骨粗鬆症を患う高齢患者様には毎回「転ばないようにね」のお声がけをしています。認知症については現在完全に進行を抑える特効薬はなく今後の進歩が待たれるところです。

生活習慣病

運動習慣、食生活、睡眠、喫煙、飲酒など生活習慣が病気の発症や進行に深く関与している疾患の総称です。初期では無症状ですが、放置し続けると合併症のリスクが上がります。代表的な生活習慣病としては、肥満、糖尿病、高血圧症、高脂血症をはじめとして、動脈硬化が原因となる狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患、脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患や肺気腫・慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)・脂肪肝などの肝疾患・慢性腎臓病などの腎疾患や肺がん・大腸がんなどの悪性新生物などの様々な病気が挙げられます。
予防医学は、病気になってから治療するのではなく、病気になりにくい身体づくりをして健康を維持することを目的としています。現在、日本における病的死亡原因の多くは、がん、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病となっています。また一方では、精神面の不調が原因となる心身の病が増えています。これらの病気や心身の不調をさけるには、日頃からの予防が非常に大切です。当クリニックでは、生活習慣の見直しや改善につなげていただくため、血管年齢・肺年齢・骨年齢の測定を行っております。

血管年齢

動脈硬化とは、動脈の血管壁が硬くなったり、血管内が狭くなったりした状態のことをいいます。加齢とともに進行しますが、その他高血圧・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症・ストレス・喫煙などの要因がある場合は、動脈硬化症の進行が早いといわれています。動脈硬化が進行することで、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞・脳出血など重篤な病気を起こす危険性が高くなります。無症状である日突然、致命的な疾患を発症することがあり恐れられています。脈波図検査(血管年齢検査)では、動脈の硬さ、閉塞や狭窄の具合から、血管の状態を評価できます。特に指標のABI測定は閉塞性動脈硬化症の診断・早期発見に有用です(5分程の簡単な検査です)。
頸動脈エコー検査では頸動脈の血管壁の厚さや血管の内側の状態(プラーク)等が観察でき当クリニックでも積極的に行っています。

肺年齢

スパイロメトリーにより一秒間に吐ける息の量から、ご自身の呼吸機能がどの程度であるかが分かります。性別、年齢、身長によっても異なり喫煙の影響も強く関与し、肺年齢を知ることで、ご自身の健康維持につながり、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患の早期発見に役立ちます。

骨年齢

加齢や長年の生活習慣によって骨密度が低下し、骨折しやすくなり骨粗鬆症となります。寝たきりの原因は、脳血管疾患についで転倒・骨折が多く、早期診断・治療が重要になります。特に女性では、閉経後に急速に骨密度が低下します。当クリニックでは腰椎レントゲン検査と骨密度を測定し5分ほどで結果をお伝えします。

行動変容

行動変容ステージでは、人が行動を変える場合は「無関心期」→「関心期」→「準備期」→「実行期」→「維持期」の5つのステージを通ると言われています。行動変容のステージをひとつでも先に進むには、その人が今どのステージにいるかを把握し、それぞれのステージに合わせた働きかけが必要になります。生活習慣(食事・運動・睡眠・喫煙・飲酒など)生活習慣を変える場合は、1.無関心期への働きかけ意識の高揚身体活動のメリットを知る、このままでは「まずい」と思う。2.関心期への働きかけ自己の再評価身体活動が不足している自分をネガティブに、身体活動を行っている自分をポジティブにイメージする。 3.準備期への働きかけ身体活動をうまく行えるという自信を持ち、身体活動を始めることを周りの人に宣言する。 4.実行期と維持期への働きかけ 行動置換、不健康な行動を健康的な行動に置き換える(例:ストレスに対してお酒の代わりに身体活動で対処する)周りからのサポートを活用する身体活動を続けていることに対して「ごほうび」を与える。なお行動変容のプロセスは、常に「無関心期」から「維持期」に順調に進むとは限りません。いったん「実行期」や「維持期」に入ったのに、その後行動変容する前のステージに戻ってしまう「逆戻り」という現象も起こり得ます。
以上の事を考えながら、行動変容ステージを頭に入れながら実践しましょう。応援いたします。

ウェアラブルデバイスとAI

ウェアラブルデバイスとは装着可能wearableなIoT機器のことでApple WatchやFreeStyleリブレ(採血なしに連続的に血糖を測定できるデバイス)などがあります。
最近では通院中の患者様や医療関係者の中にウェアラブルデバイスをお持ちの方を多く目にするようになりました。PHR(Personal Health Record)に含まれる健康医療情報の種類としては、医療機関での診療や検査・処方のデータのほか、健康診断の結果、ウェアラブルデバイスで得られた歩数や脈拍などの生体データ、運動記録、さらには食事を撮影した写真データなども該当しこのPHRの活用が広がることで医療データを個人で管理することも一般的になると予想されています。
AI(人工知能)医療機器は医療分野のAIの中でも診断・治療・予防を目的とした医療機器を指します。AIによりCTやMRIなどの医用画像を解析診断する画像支援を行うシステムやAIを用いた内視鏡診断支援システムなどが実用化されています。さらに禁煙治療の目的で開発されたニコチン依存症治療用アプリも登場して行動変容を促したことは記憶に新しいところです。以上よりこれから先は個人ごとに最適化された医療を提供する「個別化医療」へと大きく転換すると思われます。医療AIの今後の進歩も目が離せません。

がん対策

最新のがん統計では

日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2019年データに基づく)
男性65.5%(2人に1人)・女性51.2%(2人に1人)

日本人ががんで死亡する確率は(2022年のデータに基づく)
男性25.1%(4人に1人)・女性17.5%(6人に1人)

がん罹患率の順位
男性 女性
1位 前立腺がん 1位 乳がん
2位 大腸がん・直腸がん 2位 大腸がん・直腸がん
3位 胃がん 3位 肺がん
4位 肺がん 4位 胃がん
5位 肝臓がん 5位 子宮がん
6位 膵臓がん 6位 膵臓がん
がん死亡数の順位
男性 女性
1位 肺がん 1位 大腸がん・直腸がん
2位 大腸がん・直腸がん 2位 肺がん
3位 胃がん 3位 膵臓がん
4位 膵臓がん 4位 乳がん
5位 肝臓がん 5位 胃がん

従ってがんの早期発見・早期治療のためには胃カメラ・大腸カメラによる胃がん・大腸がん・直腸がん(その際、食道がん・十二指腸がんも)を診断すること。肺がんは胸部レントゲン検査・CT検査を受けること。膵臓がんは早期発見が極めてむつかしいがんの一つで精度の高い腹部エコー検査・超音波内視鏡(EUS)・腹部CT検査・MRI検査・MRCP検査。肝臓がんは肝炎ウイルス(HBs抗原・HCV抗体)のチェック・腹部エコー検査【脂肪肝診断(MASLD・MASHを含む)】・腹部CT検査・MRI検査で精査することが肝要です。
乳がんは自己乳房検診(しこりの有無)・マンモグラフイ・エコーなどの定期検診が大切となります。それらと同時に、それぞれのがんに比較的特異度の高い腫瘍マーカーがありますので時々チェックすることは有用です。特に男性の前立腺がんの腫瘍マーカーPSA検査は有用です。
これらの罹患率・死亡数の多いがんの予防については肺がんを代表とするがん予防にまずは禁煙。胃がん予防にはヘリコバクターピロリ除菌(1週間除菌薬3剤内服)。肝臓がんの予防には特にMASHからの発がん予防に減量(ダイエット)が大切です。
現在喫煙中の人は是非、当クリニックの禁煙外来で禁煙を、ヘリコバクターピロリ菌検査未実施の人は一度チェックをしましょう。脂肪肝の有無・血小板数・肝線維化のチェックが必要です。脂肪肝の人はダイエットを当クリニックの管理栄養士との栄養相談もご活用されることをお勧めします。
当クリニックでは、胃カメラ・大腸カメラ・エコー検査すべて消化器専門の医師が2名で施行していますのでご安心ください。

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